Mixhibition

“WEARING THE MOOD”
Photography_Sakai De Jun Styling_Ayano Nakai 
Hair&Make-up_Takae Kamikawa(mod’s hair) Model_Kinga Kinowska

Mixhibition

“WEARING THE MOOD”

2023 S/S Style Samples

ブランドの垣根も色褪せた着こなしセオリーも軽々と飛び越えて、自由で新鮮なhueLe Museumならではのスタイリングを提案。ベーシックな中に、ウィットとセンス、ちょっとした遊びごころをMIXしたコーディネートは着る人それぞれの美しさと強さを引き出す。上品なモード感を纏えば、誰の真似でもない自分らしさに出会えるはず。

Issue#28

COLORS IN THE WIND

「風を感じる色」

この春は軽やかで表情豊かに色を楽しみたい。
風をはらんだようなシルエット、
空気の流れに揺れるシア感、
海辺やセーリングを連想させるスポーティデザイン…。
個性豊かな色たちは刻々と表情を変え、
ヴィヴィッドとリラクシーを自由に行き交う。

WEARING THE MOOD 01

「トーンを変えたピンクコーデ」

華のある色は自然体で楽しんでこそ

ピンク×ピンクが上品に決まるのはシャツもパンツも美しいシルエットにこだわったデザインだから。シャツは適度にハリのあるコットンタイプライター、肘を大きく膨らませた袖がモードなスタイルに決まるアクセント。

風をはらんだようなシャツと美しいコントラストを作るワンタックパンツは、すそに向かってきれいなテーパードシルエットを描く。タックやダーツのデザインでウエストやヒップまわりもスッキリ。

WEARING THE MOOD 02

「風になびくシアなイエロー」

揺れる春の光を集めたシャツ

細番手の糸を使用したコットンオーガンジーのロングシャツは非常に軽く、落ち感のある素材。適度なシア感なので上品で大人っぽい印象に。動きに合わせて美しく揺れるロングシャツは表情豊か。

ディテールにも美しく着こなせる仕掛けがいっぱい。背中のヨーク下の配色アイビーループはどこかトラディショナルな格を感じさせる。袖口のカフスは同系色のリブ素材を使用、袖をたくし上げる着こなしも決まりやすい。

WEARING THE MOOD 03

「シアなカーキとミントが溶け合う」

海を渡る透明な風を纏う

アクティブ、ミニマル、モードの3要素を加えてアップデイトしたアノラックパーカはペーパーライクなタッチのシア素材。裾には平ゴム、袖口はリブ素材で、空に浮かぶ雲をイメージさせるバルーンシルエット。

シア感あるライトでボリューミーなフーディのインには、浅めVネックのAラインドレスを。背中を共地のリボンでギュッと絞ったようなドレスは1枚で着ても華やかで、オケージョンにも活躍してくれる。

WEARING THE MOOD 04

「優しい色を集めたジャケット」

春色ツイードをリラクシーに

フォーマル感あるツイードジャケットをシルエットやデザインディテールでカジュアルに落とし込んだ1着。ドロップショルダーと大きくふくらんだ袖、気持ちコクーンを描く身頃シルエットがデイリーコーデを華やかに演出。

ボトムはハイウエストのワイドデニムパンツ。何枚も重ねているようなリメイクタッチのベルトデザインが特徴。シルエットの美しさも相まって、どことなくクチュール感が漂う大人のデニムパンツに。

WEARING THE MOOD 05

「スポーティマインドのオレンジ」

大人のさし色はシャープでモダン

スポーティなドローコードデザインが目を引くスキッパータイプのプルオーバーブラウス。自分に合ったシルエットにアジャスト可能。心地いい綿タッチの素材でありながら、トリアセテート混なのでエレガントなドレープが楽しめる。

カラートップスととても相性のいいのがストライプ柄のニットパンツ。ゆとりのあるヒップまわり、膝下から少しだけ広がるフレアーシルエットは、きれいなラインのトップスとのコーデで全身をバランスよく見せてくれる。

WEARING THE MOOD 06

「フリースタイルなブルーonブルー」

異素材マッチングが生む奥行き

ソフトでしっとりした肌触りのレーヨンジャージーのワンピース。腰に巻いたのは、リネンで仕立てたシャツブルゾン。質感の異なるブルーが織りなす奥行き感が、ワントーンコーデを格上げ。ブルゾンは裾がゴム仕様で、ブラウジングしたようなシルエットだから、ワンピに羽織るスタイルでもグッドバランス。

ノースリーブワンピースはシンプルデザインをベースに、片側にだけドレープのアクセントを加えてシルエットに変化をつけている。暑い真夏でも1枚でクールに決まるから出番が多くなりそう。

WEARING THE MOOD 07

「陰影を纏った印象的なグリーン」

リズムあるスリットで色に抜け感

身頃の裾に短冊状のスリットを入れ、動きのあるデザインに仕上げたクルーネックニット。身頃に入ったスラッシュも、ニットに軽やかなリズム感をプラス。陰影のある表情が鮮やかグリーンを上品に見せる。

シャリ感のある涼感素材のグリーンニットに合わせたのは、スポーティなナイロンタフタのカーゴパンツ。思い切ったボリューム感がモードでドラマティックな印象。ウエストはゴム+ドロストで着心地も快適。