例えば、水玉とボーダー。長く愛され続けるこの柄たちには、何でもない日常に元気をくれるビタミン剤のような作用がある。
コーディネートに馴染みやすい柄だけに、ベーシックカラーがベースであれば、まるで無地のような感覚で他アイテムとの簡単スタイリングが可能。そんな着やすさとは裏腹に、着こなしてみると、それぞれの柄が持つテイストの効果でセンスと個性が香り立つ。
水玉であれば、ポップでフェミニン、ほんのりレトロでエレガントな雰囲気。素材によってはとてもアクティブ。
ボーダーであれば、育ちの良さ、リラクシーでトラディショナルな印象。さらに、ボーダーの幅によって、フィールドの匂いや潮の香りなどイメージの広がりは無限だ。

長く愛され、たくさんのアイテムで登場している水玉とボーダーだからこそ、今の気分にフィットする柄アイテムを選ぶことがポイントになる。
たとえば、ドローコードでギャザーをたっぷりと出したこんなブラウス。
軽いシルクストレッチに描かれたドット柄が、表情のあるギャザーや揺れるコードによって、より印象的に映える。ドット柄に動きが生まれて、まるで反射してきらめく光のよう。
モノトーンのミニマムスタイリングであっても、このドットの存在感だけでモードでプレイフルな着こなしを楽しめる。
ポジティブになりたいとき、笑顔でいたいとき、自分らしくいたいとき、ファッションのサプリのような感覚で、今の気分にフィットする水玉やボーダーを取り入れてほしい。