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Director’s Pick

the Theme of October 2023

「ディレクターズ・ピック」では、今の時季にジャストタイミングで活躍しそうなアイテムをディレクター自らが提案。プロダクトのディテールやスタイリングアイデアも発信していく。

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Featuring Gray Color

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DIRECTOR
土井 一寛
Kazuhiro Doi

秋の注目カラーとして注目を集めているグレー。
ベージュよりもクール、黒よりも洗練された印象のグレーは、さまざまなトーンのニュアンスを表現してくれる色だ。この秋冬は、グレーのアイテムを戦略的に選ぶことで、コーディネートがグッとセンスアップしそう。

Featuring Gray Color

選びのポイントは、大きく2つ。
まず、「陰影を感じさせる上質素材を選ぶこと」。
グレーの上品印象を作るのは、光の当たり方や生地のしなり、ドレープによって生まれる陰影。控えめだけれど美しい、グレーの陰影を味わえる生地を選びたい。

ふたつめのポイントは、「大きな面積で取り入れること」。
グレーには、周囲の色や雰囲気を華やかに彩るという、ほかの色味にはない特徴がある。美しい絵画を飾る端正な額縁のように、コーディネートアイテムを格上げし、グレーを纏う人の魅力の完成度を高めてくれる。着こなしをまとめ、着る人を語る力があるグレーだからこそ、アウターやボトムなど目立つアイテムで使いたい。

グレーの持つ力を堪能するアイテムとしておすすめなのは、たとえばこんなウールギャバジンのジャケット。
目が細かく詰まった織り方をしているウール生地は、なめらかで、からだの動きに合わせて優美な陰影が出る。生地表面の微光沢感からは上品なクラス感も漂う。
そんな生地で仕立てたウエストコンシャスなジャケット。フロントはノーカラーでスッキリと、背面には効果的なダーツを配しエレガントなシルエットに。サイドやバックから見た時の上品な立体感は、陰影の表現に長けたグレーにしかできない美しさ。(ぜひ商品ページでチェックしてみてほしい!)

削ぎ落とされたグレーのアイテムには、美しさを招き入れ花開かせる「引き算」の美意識が宿る。“地味”“控えめ”といった先入観を取り払って、この秋いちばん“映える力”のあるグレーのアイテムを着こなしの味方にしてほしい。

Wool Gaberdine Jacket

¥53,900(税込)

ノーカラーのウールギャバジンのジャケット。深いV開きと高めのポケット位置は全身をバランスよく見せてくれる。バックサイドはダーツで絞り、さりげなくくびれを感じさせるウエストコンシャスなシルエット。フロントのウエストにアジャストボタンを加え、よりタイトなフォルムにアレンジが可能。インナーや襟元の小物次第でスタイリング幅も広い。

Recommended Items

  • 01

    着回しに大活躍してくれる上品ジレ

    上のジャケットと同素材のテーラードジレ。エフォートレスなボクシーフォルムがトレンド感たっぷりのライトアウター。高めに配されたフラップ付きポケットで、腰位置が高く見えるスタイルアップ効果。ゆったりしたシルエットなので、ブラウスやシャツ、ニットなどインナー合わせで出番が多くなりそうな1着。

    ¥47,300 (税込)
  • 02

    グレーの陰影と光沢がドラマチック

    ハリ感のあるチュールのオーバースカートと、ヴィンテージ感のあるサテンのインナースカートがセットになった3WAYデザイン。インナーの光沢あるグレーと、オーバーの透けるグレーのコンビで、グレーの濃淡ニュアンスを満喫できるシーズンレスなアイテム。

    ¥42,900 (税込)
  • 03

    ハンサムかつエレガントなワンドパンツ

    上のジャケット、左のジレと同素材のワイドパンツ。センタープレスのかっちり感とドレッシーなイメージの美しいシルエットが魅力。バックサイドはエラスティックバンドを使用し、着心地もラク。ジャケットやジレとのセットアップはもちろん、グレーなら幅広く単品着回しできる。

    ¥30,800 (税込)