Mixhibition

“NEXT CARD”
Photography_Gori Kuramoto(Pygmy Company) Styling_Keiko Watanabe(KIND) 
Hair&Make-up_Tomoko Okada (TRON management) Model_Nastya  Composition&Text Eri Umeda (GISELe)

Mixhibition

“NEXT CARD”

2021 F/W Style Sample

新たなるワードローブの発見で、スタイリングの幅が広がる次なるシーズンへの過渡期。うちなる高揚感に導かれるように、服に息吹を与える一手にフォーカス。予定調和ではつまらない。意表をついた4つのアプローチで攻略。

Issue#11

DESIGN STYLES

「着たい」を軸にスタイル設計

ときには素直に惹かれる新しさに
飛び込んでみる楽しみがあってもいい。
化学反応を起こす組み合わせや
ドラマティックに息抜きさせてくれるフォルムなど、
高めてくれるキーワードとともに。

CARD 01

「黒にゆだねるコクのあるピンクベージュ」

ほぼベージュのやさしい色みを
端正な黒で支える単純明快な思考

支えてくれる高貴な黒に対して、背筋が伸びるスタンドカラーの力を抜きつつ華を添えてくれる親しみやすいピンクベージュとの相乗効果。ヴィンテージライクな色味ゆえに、キレイな上下に深みが増す。

裾に向かって広がるブラウスを、パンツの直線的なラインでシャープに見せる計算されたシルエット。切れ味のいいポインテッドのピンヒールも、ベージュならどこかやさしげ。

CARD 02

「ぶつけることで得られる効果」

爽快なストライプを潤す
濡れたようなプリーツのツヤ

さわやかなサックスブルーのストライプを、補うようにグレイッシュな光沢を。スカートの濡れたような質感が、女性らしいセンシュアルなムードと凛とした佇まいを演出してくれる。

立体的なフォルムを描くたっぷりとしたドレープが、どう転んでもモードを装う技巧的なワンピース。裾のたなびきに共鳴するように、プリーツの揺れを仕込むというギミック。

CARD 03

「日常でドレスアップ」

シアーな質感に構築的なフォルム
ドレスライクな上下を覆す配色の効能

わずかに透けるスタンドカラーと、幾重にもドレープを重ねたスカートの華やぎ。どこをとっても装備な上下が、ブラウスの乾いたブラウンの落ち着きゆえに日常になじむシックへと導く正攻法。

重厚な黒と深みのあるブラウンのかけ合わせに、軽快さを求める意味でもシアーな素材は効果的。無骨な配色ゆえに、かすかに透けた肌も女らしいアクセサリーの一部としてとらえたい。

CARD 04

「流れのいい服」に必要な鋭さ

優美なフォルムを引き立てる
ツヤめく漆黒のIライン

動くと広がる、止まると落ちる。ニュアンスを含む縦落ち感ゆえのありあまるような包容力。上でゆるめたぶん、膝から下はわかりやすくスキニーパンツで正統派にまとめると、ラクして見えずキレイを後押し。

流動的なニットワンピースに対して、ソリッドなブラックフェイクレザーで凛とした立ち姿へと昇華。前と後ろで素材が切り替わるパンツをスリットからのぞかせて、ユーモラスな一面もアピール。

CARD 05

「糖度を控えて白と黒」

白と黒の冷静さに乗じて
大人びた甘さを堪能

清廉な白ゆえに、立体的に膨らむパワースリーブとフリルの装飾も高貴な甘さという解釈に。ハンサムな黒のドレスパンツをボトムスに選び、静謐なモノトーンのイメージをマイナーチェンジ。

いさぎよいショート丈とスリムなスラックス。小気味いいほど研ぎ澄まされたシルエットも、ブラウスの装飾を品よく見せるトリック。素足にヒールの抜け感で、少々の息抜きを。

CARD 06

「ありあまるコートに包まれて」

ロングカーディガンの延長的に
自由自在なウールのコートを

あたたかなウール素材ながら、さっとはおるにも中に着込むにも利用できる幸先のいいコート。体を包み込む贅沢なシルエットが、正統派な素材に力まずキレイを促すきっかけに。

モードなオールブラックを柔和させる、グレイッシュなミントブルーのあいまいな色味。縦に流れるショールカラーが、攻めたインナーもそつなくこなしてむしろ心地いい。

CARD 07

「メンズっぽさにベージュの親しみ」

メンズライクな装いを
まろやかに魅せるベージュの色気

無造作にアウトしたシャツと紳士的なチェック柄スラックスの露骨なメンズっぽさを、ニュートラルなベージュであかぬけさせる配合。シャツからちらりと見せるデコルテが、女性らしさを引き立てる。

濃淡のないベージュとグレーがのっぺりと見えないよう、ストイックに抑揚をつける黒のライン。足首を見せる素足にローファーのラフなメンズっぽさも、余白のあるシルエットの抜け感として効果的。

CARD 08

「ニットとモードのいい関係」

ドレッシーな装いにニットパンツ
意表をついたテイストミックス

ツヤをはらんだ硬派なジレと、シアーなチュールのブラックドレスをレイヤード。そんなハイエンドな重ねに対して、スラックスではなく穏やかなニットパンツを添えてみる。きらめく知性を、ニットの包容力が落ち着かせるいい関係。

いわゆるIラインをセルフメイクする上で、スリットは鋭さを強調してくれる頼れる存在。中でもフロントに深く配されたスリットがあれば、ニットパンツの温厚さにも切れ味が加わり洗練された印象に。

To be continued on Aug 26th...