Mixhibition

“VISIONEDITION”
Photography_Gori Kuramoto(Pygmy Company) Styling_Kaori Higuchi(KIND)
Hair&Make-up_Nobuyuki Shiozawa(mod’s hair) Model_Randelina  Composition&Text_Chiharu Ando(GISELe)

Mixhibition

“DRESSCHEDULE”

2021 S/S Style Sample

ゆずれないこと、新たな発見、飽きないためのひと工夫など。「なぜか目にとまる理由」を紐解くように、とある女性のスタイリング・プランを追跡。

Issue#06

SIMPLE THINKING

迷うぐらいなら2つとも

選択肢が多い今、1つに絞るのが
難しいファッションにおける贅沢な悩み。
ならばいっそのこと、
どっちかではなく「どっちも」取り込んでみる。
惹かれるキーワードに素直に従う。
それだけで「好き」の幅がまた広がる。

01PLAN

「スカートの気分・パンツの気分」

スカートの奥ゆかしさとパンツの迫力。
1着にしてどちらも備えた計算高さ

フェミニン、マニッシュといった枠にとられたくない日に心強い、二面性のあるデザインパンツ。ナチュラルでいられるリネンライクな風合いは、そんな気取らない女性像とも直結する。

前はアシンメトリー、後ろはセミワイドパンツ、サイドは左右によって表情が異なる多彩なレイヤードボトム。同じくバイカラーのトップスを選び、統一感のあるスタイルを確立。

02PLAN

「シンプルに乗じてランダムな輝き」

削ぎ落とすことで見えてくる 「飾る」という次なる楽しみ

真っ白なTシャツにスラックス。さらにスニーカーで力を抜く。引き算した先に待っているのは「足し算」の価値。ただし潔いシンプルな装いによく似合う、タフなアクセサリーで完結を。

シルバーとゴールド。あえて不規則な飾り方が、シンプルなスタイリングにとって十分なスパイスとして作用。モチーフは不要。重厚なチェーンの存在感だけを頼りに。

03PLAN

「好きな色を繰り返す」

心地よいシルエットに身をまかせた
境界線のないワントーン

メリハリ、という掟から一旦はずれて「曖昧」という新たな表現を身につける。たとえば流れるようなシルエットと惹かれる色を上下でつなげる、安らぐようなスタイリングで。

知性を感じさせるスマートなグレー、清涼感あふれる夏の白でまとめたそれぞれのワントーン。縦に落ちるシルエットで共通しているから、どちらも単色にありがちな平坦さとは無縁。

04PLAN

「モノトーンにおける静と動」

白には躍動感を、黒には冷静さを。
色本来のイメージを追求

フリルのような装飾を含んだ白トップスに、メンズライクな仕立ての黒ジャケットを重ねてクールダウン。黒と白。色に加えて対極のイメージを重ねることで、モノトーンの可能性がさらに広がる。

ジャケットとスカートは実は同じ素材。黒もいいけれど、白もいい。優柔不断なモノトーン好きにすすめる、セットアップに「白黒つけない」、ユニークな発想。

05PLAN

「控えめにモード」

攻めたストライプのインパクトを
シャープなIラインに封じ込める

無駄のないシルエットは、それだけで「シンプル化」を狙える効果が。アシンメトリーのトップスに目を引くストライプスカートを、ロングジレで颯爽と「流す」感覚でレイヤード。

はっきりとしたストライプのインパクトと、華奢なシルエットが織りなすいいとこどりのモード感。アシンメトリーのデザインを生かした、「片方だけ覗くスリーブ」も計算のうち。

06PLAN

「シャツとジャケットの間」

力むことなく、緊張感も手に入る 分類しがたいアウターの出現

ジャケットほどかしこまらず、シャツやブラウスよりも背筋が伸びる新感覚の1着。ONとOFFを行き来できるような特徴そのものが、スタイリングの幅も必然的に広げてくれる。

抜け感を見込めるゆったりとしたスリーブも、ジャケットとは言い切れない理由のひとつ。付属のベルトでウエスト位置を操作することで、ボトムを選ばずバランスも図れる。

07PLAN

「温度差のあるALLホワイト」

ドライなリネンと温厚なニット。
異なる性格でワントーンも退屈しない

素肌で着るビスチェだから心地よい、あえて夏にまとうニットと季節に応じた涼感のあるリネンの質感。好きな色で、好きな風合いを取り込んだ、贅沢なワントーンを堪能。

ビスチェはエクリュ、パンツはクリアな白。素材の違いに加えて、白の中でも微差のあるトーンをとり合わせることで、さらに奥行きのあるALLホワイトが実現。

08PLAN

「シンプルな中で明暗を」

黒で脇を固めて迎える
目が覚めるようなレモンイエロー

夏の夜の高揚感を彷彿とさせる、ダーク:カラー=1:1の配色バランス。インパクトは色づかいだけ。デザインはシンプルであることで、「目立つ」ではなく「目にとまる」姿にとどまる。

レモンイエローと言っても決して「派手」に陥らないのはリネンだから。ざらっとした特有の質感だからこその色ムラがプラスに働き、黒とのコントラストもどこか弱まる。

09PLAN

「VをともなうAライン」

鋭いVネックとAラインの余裕。
理想の緩急をこの1着で

Aラインドレス特有のエレガントな雰囲気は維持しながらも意思を感じさせるのは、シャープに見せるネックラインにあり。さらにサイドに走るプリーツが力強さを後押ししてくれる。

黒よりもわずかにやさしく転じる、夏にまとうダークブラウンが新鮮。Aラインシルエットに沿うように施された繊細なプリーツがあれば、余計な装飾は不要。

10PLAN

「心地よいロングの2乗」

シャツもスカートもロングでいい
あらゆる意味で「休ませてくれる服」

締めつけ感のない着心地のよさ、ラフに見えないさまになるシルエット。ある意味「楽をさせてくれる服」として新たに採用したい、ロング&ロングの相乗効果。

清涼感のあるバンドカラータイプのシャツなら見た目もシャープ。「キレイな色は上に、落ち着く色は下に」の配色バランスが、落ち着きと適度な華やかさを同時にもたらしてくれる。

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